ジョブの実行時に利用するSnowflakeの仮想ウェアハウスが指定できるようになりました! #データ統合基盤 #CSアナリティクス
こんにちは!DA(データアナリティクス)事業本部 インテグレーション部の大高です。
弊社プロダクトのデータ分析基盤「カスタマーストーリー アナリティクス」(Customer Story Analytics:CSA)のサービスである「CSA Job Management Console」(CSA JMC)では、Snowflakeに対して「ジョブ」による「データ連携」、および、任意の「SQL」を実行することが可能です。
その際に、SnowflakeにおいてはSQLクエリの実行時にワークロードを動かす「仮想ウェアハウス」が立ち上がるわけですが、今回CSA JMCのv5.2.0にて、その「仮想ウェアハウス」をジョブで明示的に指定できるようになりました。
CSA JMCの挙動確認バージョン
当エントリの内容は以下のCSA JMCバージョンで挙動を確認しています。
- CSA JMC v5.2.0
ジョブでの仮想ウェアハウスの指定方法
具体的な指定の箇所はこちらです。
「ジョブ詳細」画面において、「ウェアハウス」を指定できる項目が追加されています。
この「ウェアハウス」には、サイトの「Snowflake接続設定」にて指定したアカウント情報で利用できる「ウェアハウス」がプルダウンから選択できるようになっており、「データ連携」および「SQL」の実行時には、こちらで指定した「ウェアハウス」が利用されます。
なお、デフォルト値は「Snowflake接続設定」にて指定した「ウェアハウス」の値となっています。
ウェアハウス指定を試してみる
試しに「ウェアハウス」をデフォルト設定以外の「XSMALL_WH」に変更して、ジョブを実行してみます。
ジョブ実行後、実際にSnowflake環境でクエリ履歴を見てみます。今回はテーブルを作成する「SQL」をジョブから実行していますので、そのクエリ履歴を確認します。
クエリ履歴を見てみると、ジョブで指定した通り「XSMALL_WH」のウェアハウスでクエリが実行されていることがわかります。
まとめ
以上、CSA JMCのv5.2.0における仮想ウェアハウスの指定についてのご紹介でした。ワークロードの負荷に応じて適切な仮想ウェアハウスを利用したいケースにおいて、是非ご利用いただければと思います。
どなたかのお役に立てば幸いです。それでは!